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クッキーちゃん観察日記[ 単行本8巻収録分 ]

(秋田書店,初版平成10年2月,3版平成10年12月,ISBN4-253-05381-5)


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第127話「暗い夜道と甘い声」

単行本8巻見返しは,葉介先生の「素敵なお兄様」コスプレ。うひゃあ。
ま,それはともかく。双葉ちゃんって実は結構妖怪に好かれ易い?彼女にとってその妖怪の姿が山岸君と九段先生だったのは,普段こころに描いてるひとがかれら二人だったからだろうな。
クッキーくわえたばこでぼ〜っとした顔でさりげなく撃退。いいぞやれやれ力技の撃退!
主要登場人物&妖怪:立石双葉,山岸涼一,九段九鬼子,玉川三樹夫(ちょっぴり),*「危険 暗い夜道と甘い声」ポスターの妖怪
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第128話「ずっと水の底にいる」

これ双葉ちゃん?最初見たときじぇんじぇん気がつかなかった。今(2000年)となってはもう慣れちゃったけどね。
この回から山岸君と双葉ちゃんのラブラブモードがスタート。といってもいいかな?プールの底に沈んでた双葉ちゃんを見つけたのは山岸君だしねえ。
主要キャラクターのメガネをとって,髪型を変える場合って,今まで観たことあるパターンは,たいてい,人とぶつかってめがねが落ちるなんてのが殆どな気がするんだけど,こういう「読ませる話」(なんて図々しく言ってみたりして)とからめてというのはわしは少なくともはじめてみたようにおもう。山岸君と双葉ちゃんの心の微妙な接近と,クッキーの学校の中で果たしてる役回りを暗示しつつの演出で,何度か読み返してしまった話でした。
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,立石双葉,*なんだかぬぼーとした造形の妖怪
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第129話「海婆〔あまんば〕」

いや〜んクッキー水着姿可愛い〜〜〜〜! わしの前でも水着に浴衣着てお酒飲んで飲んで〜〜〜お酌しても良いから〜〜!
ん?これぢゃミゾロギか?
気をとり直して,と。
この回の渋川先生(特に単行本30頁一コマ目の)顔,すげえかおになってるな。オバQが年取って金髪のかつらかぶってるみたい。

ここから,特別編の「夜の声/黒い天使」をはさんで132話の「貝飾り」までずっと臨海学校がらみの話なんだよね。131話「トンネル」までは臨海学校に行って,臨海学校を楽しんで(?),その帰り道の話。
よおくみると,クッキーの水着かわいいなあ。埴輪と星と貝殻(かな?)埴輪好き?埴輪に埋もれて眠るクッキーの絵描きたくなって来た。
この話が連載されてた頃はチャンピオん読んでなかったんだよなあ。だからこの回のクッキーの台詞「悪ぃけどな 海は苦手なんだ」「というか あんまり人の多いところで泳ぐのはちょっとな」というのが,後々の回の伏線だったってのは読み返してみて気がついた。雑誌で読んでたら読み飛ばしてたかも。
山岸君,海に来ても妖怪に好かれてる。
今回は,海婆を撃退するときのクッキーのニタァって表情がえらく気に入りました。
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,立石双葉,山岸涼一,渋川先生,日野出先生,*海婆
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第130話「鮫人〔さめびと〕」

ぶふっ!ティッシュティッシュ!
いや決していやらしい意味でなくて。鼻血鼻血。信じてってば。でも
やわらかそうなクッキーの胸のライン!おしり!
双葉ちゃんのほそいけどやはらかそうなからだ!
やらしいかな?
山岸い!気持ちはわかるぞ。君はまだ中学生だしな。わしはもうおっさん(にみられる)だけど。
前を隠さないのは葉介キャラの特徴醍醐味お楽しみ(?)
扉絵を見たときにはわらってしまった。
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,立石双葉,山岸涼一,*鮫人様
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第131話「トンネル」

んん?
そんなビキニブラみたいな服は中学生には毒だ!クッキー!いや〜ん。生徒なんかにみせちゃだめ〜ん!
バスに乗れ!いうてるときにくわえタバコはまずいぜ。まあクッキーだからいいか(おぃおぃ
山岸君の「お人よし」というか「信じやすさ」というかそのせいでクッキーが危険に飛び込むはめになってるぞ!山岸。ちょっとは成長しろ〜〜!!
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,玉川三樹夫,立石双葉,*トンネルの怪物
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<特別編>(夜の声/黒い天使)

いや!いや!みんな嫌い!なんで私をいじめるの?タバコの火を押し付けたりゴキブリをわざわざ集めて持ってきたり。せっかくの海なのによってたかって!
どうしてそんなにあたしが嫌いなの!
どうしてあたしばっかり憎むのよ!!

誰?峠美勒って誰?

あたしはあんたさ。
僕は君さ。
君が僕をあたしをつくったんじゃない。呼んだんじゃない。
だからあたしは
だから僕は
ここに来たのさ。

そんな・・・
でも・・・でも!
皆を,こんなふうに,殺してなんて望んでない!


そうだ。
九鬼子はそんなこと望んじゃいない。

え?

あんた誰?

誰だっていいさ。俺は九鬼子の守護天使だ。

なによぉ!
呼び出したのって,九鬼子じゃなかったの?なによこれ?こんなはずない!こんな・・・「学校」のなかの「怒り 悲しみ ねたみ 憎悪」たくさんたくさんあるじゃない!九鬼子にそれがなくなったっていうの?


そうじゃない。
九鬼子はお前に戻ってもらいたがってるんだ。
もうあのころの小さな,弱い九鬼子じゃない。

嘘!そんなの!

嘘じゃないさ。お前はあたしの一部だ。切り離したりできるはずがなかった。そんなこと考えてると,あたしの生徒にまで迷惑かけちまう。

さあ。あたしの中に帰っておいで。

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,峠美勒(女バージョン&男バージョン),素敵なお兄様,昔のいじめっ子
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第132話「貝飾り」

最後のヒトコマだけ締めに登場クッキー。あ!臨海学校の帰りのバスで着てたのとおんなじ服だ!

むむ。なんだか随分山岸と双葉ちゃんがラブラブな雰囲気になってるぞ。というか8巻って二人がぐんぐん接近していく様が見て取れて微笑ましいというかなんと言うか。
山岸い〜「君」とは言えるくせになんでずっと「立石さん」なんだよぉ。

山岸のお母さんの勘違い暴走モードが笑える回。
主要登場人物&妖怪:山岸涼一,立石双葉,九段九鬼子,*海の底にいる貝飾り女(これはあんまりな名づけ方かなぁ)
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第133話「地獄舟」

よおし!そこだ!やれやれわれらがクッキー!力技の解決が素敵。
山岸君,なんか君頼りないなあ。なんで僕が(僕というのは許そう。俺っていったらキャラにあわん)助ける!って方に向かわんかね。九段先生が出てきて「そいつ」を蹴り落としてしまうのだ,ってさ。
きっとこういう安心感も成長には重要な要素なんだろうな。うん。
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,立石双葉,*地獄舟の妖怪
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第134話「年を盗む」

妖怪に好かれる本領発揮のヤマギシ。だ〜か〜ら〜クッキーにしわ寄せがいくんだぞ?ま,それを承知で引き受けてるからこそクッキーは素晴らしいのだ。
クッキーのスタミナは時々こうやって妖怪から吸い取ってるのだ!違うか?
話の内容とは直接関係ないけど,ヴァンプってyahooで検索すると,カプコムの例の奴ばっかりヒットしちゃうな。ほんとに関係ねぇ。
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,立石双葉,*年を盗む妖怪
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第135話「コイン・ロッカーの怪」

たしかに学校の廊下いっぱいの赤ん坊に追いかけられたら怖いだろうなあ。
双葉ちゃんの母性本能は雄大だ。本物だよ。ほおんとよかったなぁ山岸!
クッキーなにもしてないじゃんこの回。でも格好がかわいかったからいいや。
ところで葉介先生あとがきでこれがこの漫画で出せる妖怪というか怪物の大きさの限度とかおっしゃってますが,落書きオバケは?番外だkらいいのかな。
主要登場人物&妖怪:立石双葉,山岸涼一,九段九鬼子,*コインロッカーベイビーモンスター
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第136話「肉怪」

クッキー!そんな格好で歩いてたらおそわれちゃうよ!
いやいいのか。強いから。わしは嬉しいし。
最初タイトルを見たとき,女性のからだにどんどん肉塊をくっつけてく話かと思いました。それは別の漫画ですね。そういえば。
髪の毛の分身でも強いクッキー最高!
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,立石双葉,*猟奇肉塊男
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第137話「迷惑な転校生」

神宮寺八千華「様」初登場!
登場当初から山岸君を下僕扱い。すげえなあ。
いきなりの念入りな紹介です。クラスメイトが自分が風邪で休んでいる時に全員バスで事故死したらしいです。その亡霊の撃退はウソ泣き。
でも,葉介センセの描きかたは微妙だなぁ。涙を拭いたあとみないなのがあるように感じるんだけど。
心根のやさしさを垣間見せているというか。
登場したてのせいか,ちょっとキャラクターの感じが違いますね。あたまがすげえ形なのは最初からですが。ネコミミですな。
登場から転校の自己紹介までだけで一回使われる,初めからある意味別格のキャラですね。八千華って。
主要登場人物&妖怪:神宮寺八千華,山岸涼一,九段九鬼子,*八千華のクラスメイトの亡霊
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第138話「一人がいっぱい」

作中の一人がいっぱいの妖怪は,すげえ気持ち悪い描写ですが,あとがきのとこの顔がみんなニヤついてる簡単な絵がわしは好き。
まだまだ亡霊に憑きまとわれる八千華。ちょっと可愛い。さっそくクッキーさりげなく八千華を「引き戻す」
まあわしにとっちゃクッキーがスリッパはいてカップめんすすってる情けない様子がまた愛らしくてもぉ。たまりませんな。
子供九鬼子も可愛いけどね。
主要登場人物&妖怪:神宮寺八千華,九段九鬼子,立石双葉,*(たぶん)八千華のクラスメイトの亡霊
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第139話「廊下を走るな」

最初ヒトコマだけクッキーちらり。そうそう。クッキーは何が何でもでなくちゃ!
ま,それはそれとして。
今回の話からわかること。
ひとつめ。最初は八千華は双葉ちゃんを苦手としている。けれど双葉ちゃんは気にしてない。
ふたつめ。八千華は無茶苦茶足が速い。
でも最後に掃除をさせられてるヤマギシと八千華を覗いてる双葉ちゃんはなんだか可愛い。ちょっとした不安を感じ始めたかな?
不思議なのはやけに日野出先生がしっかりしてるとこ。生徒には厳しい?
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子(ちょっとしかでてなくても主要なの!わしにとっては),神宮寺八千華,立石双葉,山岸涼一,日野出先生,*杉浦茂風の廊下を走るのが生きがい?の怪物
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第140話「胃袋怪物」

なんと前回の引きから続いて掃除をしている山岸と八千華。それどころかこの回ずっと掃除!
八千華の目の描き方が特殊だったのも,139話「廊下を走るな」までで,もうこの回からは他のキャラと殆ど同じ描きかたになってますね。
前回と今回は,ドタバタ。八千華は生物学教室のものを壊しまくる。ってこわしすぎや!
なんだか前回と今回は情けない様子でカップめんをすする,クッキーの表情がたっくさん見られたので,満足満足。
主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,神宮寺八千華,山岸涼一,立石双葉,*胃袋怪物
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第141話「幽霊タクシー」

なんと137話からここまで一晩の話。山岸の「あ・・・あれは今朝の事だったのか? なんか一か月以上たった様な気がするけど」,って台詞,雑誌掲載時に読んでたらきっと大爆笑してただろう。単行本で読んでも笑っちゃうんだもんなあ。
今回はオーソドックスな怪談。血まみれ八千華の初登場。202話ではもっと刺激的なネタで出てきますねえ。
結局登場「初日」で山岸の家におしかける八千華。ママはいるらしいが,どういう家かは不明。2000年を迎えた現在でも。たくましいなあ(意味不明)。
主要登場人物&妖怪:神宮寺八千華,山岸涼一,*幽霊タクシー,*その「客」
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Originally Copyright Y.TAKAHASHI 1997 *学校怪談シリーズ:ISBN4-253-90643-5

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