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クッキーちゃん観察日記[ 単行本7巻収録分 ]

(秋田書店,初版平成9年10月,再版平成9年12月,ISBN4-253-05380-7)


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第109話「イジワル爺さん」

主要登場人物&妖怪:山岸涼一,立石双葉,九段九鬼子,玉川三樹夫,*長谷川のおじいちゃん

ほのぼの。子供山岸の悲鳴はなぜかきゃあああ・・・クッキー,おまけみたいな登場。連続登場記録更新中。
意地っ張りの長谷川のおじいちゃん,いい味出してるなあ。インデックスへ


第110話「血を吸う舌」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,涼ちゃんのママ(って感じ。この回。かわいい),*吸血怪人(ゴケミドロ?)

いやん。葉介センセのえっちぃ!長〜〜〜い吸血舌にぐるぐる巻かれてるクッキー,ってちょちょちょっと〜〜〜やばい図だなあ,もう。
うれしくなっちゃってりするんだなあこれが。インデックスへ


第111話「美勒登場」

主要登場人物&妖怪: 九段九鬼子,*峠美勒,山岸涼一,立石双葉

教室でうれしそうに脳みそを食べると記憶が伝達するという話をネズミを霊にして例にしてするクッキー。山岸君も立石さんも半信半疑で問い掛ける。
「あたし」(そういや一人称は「あたし」だな,クッキーは)が大学生だった頃,医学部の学生が(ってことは結構大きい総合大学か?はたまた実はクッキー,理系だったりして・・・数学とか。そんなわけないか)解剖用の死体の脳みそを食っちゃって殺し合いになった。その脳みそは実は死刑囚のものだったのだ。さりげなく教室に入りこんでその話しを聞く「峠美勒」(美少女版)。そう,あの峠美勒の初登場です。顔みせですね。生物室から脳みそを盗み出し猫に食べさせてしまう。どうもクッキー(いやこの話しのときは九段先生のほうがしっくりくるかな?)の話しは本当だったらしい。このあと峠美勒のシリーズが,8巻の特別編で「素敵なお兄様」登場までかなり継続する。新シリーズ(6巻)が始まってから最初の山場ですね。
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第112話「深い穴」

主要登場人物&妖怪:山岸涼一,峠美勒,涼ちゃんのママ(笑),九段九鬼子,立石双葉

美少年で登場の峠美勒。山岸君をたぶらかして庭堀りさせてます。その正体を考えるとなかなか深い。
山岸君は父親が不在であることに対してなにか含むところがあるようだ。「峠美勒」は他人の弱みをつくのが得意らしいというのが伺える。
クッキーはどうも自分のことがいまいち見えてないというか,弱いところを陰に持った女性だ。
そんなところがとっても好き。
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第113話「つぎはぎ女」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,佐々木奈々子,塚原護郎,峠美勒,*(マネキン人形を)「つぎはぎ女」にしたと思いこんでるあぶないおっさん

ちらっとしかでないが,美少女版峠美勒。おっさん(あんちゃんか?)の危ない衝動を後押し。

正気と狂気の境界線を危うい所で越えずにいる人間はたくさんいるさ。それは何も特別な人間じゃない。どこにでもいるんだ。
ただ何かのきっかけや本の少しんの後押しが無いおかげで一線を超えずに済んでるだけなんだ
あたかも自らを省みているかのような,心にしみる言葉だ。
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第114話「滅愛記」

主要登場人物&妖怪:立石双葉,峠美勒,九段九鬼子

112話の続きっぽい。一人称を巧みに使う,葉介センセの世界が展開される〔「夢」(『怪談』所収)参照〕。
『滅愛記』となって立石さんをつかってクッキーを殺害しようと企てる峠美勒。
あっ!クッキーがドレス着てる!!ひゃっほう!でも似合わねえなあ確かに。ドレス姿になっても頭ライオンヘアなんだもんなあ。なんとか似合うドレスを着せてやりたいよお。
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第115話「ベッドの下に何かいる」

主要登場人物&妖怪:佐々木奈々子,峠美勒,九段九鬼子,塚原護郎,*ゴキブリ(笑い)

クッキーちゃ〜ん,ゴキブリが苦手なの?俺が退治してあげるよ〜〜〜ん ク〜キコちゃ〜ん
ゴキブリ見て飛びのいて護郎ちゃんにつかまってるクッキー,とおってもらぶりい
抱きしめてなぜなぜしてあげよお。
ところで峠美勒,なぜか佐々木奈々子に対しては攻撃が甘いような気がするな・・・
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第116話「父の影」

主要登場人物&妖怪:峠美勒,山岸涼一,涼君ママ,*「ムダイ」に「ケムール人」(にせ?)

自分の力で乗り越えた山岸。偉い。「ムダイ」に「ケムール人」(にせ?)を持出し,峠美勒は山岸君を脅すが,失敗。
さりげなくいいはなし。山岸君観察日記でくわしく触れよう。
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第117話「プカプカ浮かんでる」

主要登場人物&妖怪:立石双葉,九段九鬼子,*病院の院長の妖怪

立石さんが妖怪というかオバケに見こまれるのはやっぱり自分が不安な時だ。
父を見舞いに来たのかとの問いに,おまえのことが心配になってきたんだ,という「九段先生」,りりしいな。
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第118話「血の伝言」

主要登場人物&妖怪:佐々木奈々子,立石双葉,九段九鬼子,山岸涼一,塚原護郎,玉川三樹夫,*「首裂き女」(適当に命名),*殺された男の霊

基本的に佐々木奈々子の一人称。奈々子さんは「からまれる」ことはあっても「自分からなにかをする」キャラではない。だから彼女が主演の話はどうも受動的な感じがする。二話連続で生徒を助けるクッキー。ワイシャツみたいな上着を着てるなあ。うむ。ドレスはともかく,ホントにワードローブが少ない・・・
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第119話「生霊」

主要登場人物&妖怪:立石双葉,九段九鬼子,*立石さんの父親の愛人の生霊(「の」が続きすぎだな。また丸谷才一『文章読本』でも読み直そうかしら。)

八重歯だ,生足だ!オヤジはいってるしいびきはかくし(鼻が悪いのかしら)ビールは好きだし煙草は吸うし足は綺麗だしクッキーらぶりぃ!生霊となって立石さんをおそってきた愛人の生霊を金属バットで力ずくで撃退!スマートさはないけど生徒を慮るこころはとっても広い!
「大人の問題は大人で解決しろ」 「子供を巻き込むんじゃねえよ!!」 い〜いせりふだなあ。
ところで山岸!テメエ! 普通の中学生にしてはませてんぞ!いやおれが生徒だったら思うかもしれないけどな。
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第120話「九段九鬼子,14歳」

主要登場人物&妖怪:立石双葉,九段九鬼子,山岸涼一,峠美勒。(せりふのあるきゃらのみ。ほとんど総出演)

う〜んらぶりぃ(こればっか)
ちょっとこまって憂いのある目をしたクッキー!抱きしめたいな〜
ビデオでは階段に立っていた昔のいじめっ子が校庭に立っている。峠美勒が学校内で言葉を囁くことによっていろいろと生徒の憎しみや恨みといった感情を食い物にしてある程度成長し,とうとうクッキーに直接攻撃を仕掛ける。逆にそのおかげで昔自分の作り出しし峠美勒を思い出す。
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第121話「罠」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,峠美勒,立石双葉,山岸涼一

14歳のあたし。いじめられてる自分を峠美勒という万能の幻に投影した恨みでしか自分をなぐさめられないあたし。
この峠美勒は男にもなれるし女にもなれる。だってもともと実体がないんだから。でも学校って私の好きな感情があふれてる。憎しみや恨み。もうわたしを生み出したおまえ,九鬼子も凌駕できる。はずだ。
今のあたし。生徒に信頼され,生徒を守る。汚い罠も平気で仕掛ける立派な大人に。もうわたしのなかに帰ってこい。峠美勒。
だれだ。あたしを起こすのは。もうちょっとだったのに!
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第122話「身代わり」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,峠美勒,山岸涼一,*昔車に跳ねられて死んだ男の霊

峠美勒登場の回からますます色っぽくなったクッキー。おい!山岸!14歳のクッキーを霊視して喜ぶなっ!
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第123話「雨女」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,渋川先生,*雨女
渋川先生,郷土史や怪談にはくわしいが,妖怪への対処法を知ってるわけではないらしい。ある程度そういったことも知ってれば,きっと東町第一中学の鬼太郎とよばれただろう。髪型もどことなく・・・
優しさが命取りになる。このアドバイスをクッキーは山岸に何度したのだろう?
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第124話「空の怪」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,立石双葉,玉川三樹夫*空に浮かぶ怪物(の影?)

休み時間の度に相談を持ち掛けてるなあ。山岸。峠美勒の影響を受けやすいやつなのかも知れんな。14歳のクッキーを「視る」ことができるのは,その「九段先生への想い」のゆえか,霊的な力のせいか。きちんと足元を見て,地面に足を付けて生きろよ,山岸。そうだ。双葉の手を取って。
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第125話「化猫」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,*化猫

湯上がりクッキー!!別にかわいい服着てるわけじゃないけど・・・あしが・・・すべすべ
葉介センセの女性キャラクターはなめらかな筆で書かれているせいか,凄く色っぽい。下手な「どうだかわいいだろ!」って絵よりよっぽどいいと思うんだが・・・
ねこじゃらし〜〜
ミャオウン
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第126話「赤信号」

主要登場人物&妖怪:九段九鬼子,山岸涼一,立石双葉,*死神

クッキー最後でヒトコマ登場するのみ。
今回は双葉ちゃんが山岸君を助けた形だなあ。この回の双葉ちゃんのせりふはビデオで使われてたねえ。
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Originally Copyright Y.TAKAHASHI 1997 *学校怪談シリーズ:ISBN4-253-90643-5

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