こみっくパーティ,略してこみパ。
作中で九品仏大志が「略して…こみパ!」っていってるからってまさかでふぉの略称として通用するとは。
リーフの公式掲示板でもこみパって略称使われてるし。
登場キャラに設定的にも行動にも無理のないキャラってのは意外と少ない。
だってねえ。隠しキャラ(になってないかな?)の桜井あさひなんて
かなり無理がある性格設定のような気がする。
立川郁美は兄がおおげさすぎてわらっちゃうけど,郁美本人の性格設定は結構納得がいく。
あさひちゃんの場合,演技力「だけ」は天才的ってので無理やり押し通そうとしてるような…。
全体的に,Hシーンの台詞がまぬけ。
なんで突然「かわいいぜ」とかさあ,いままでそんなしゃべり方してないのに突然かわっちゃうんだよお。
いまごろ(1999年8月)になってやった東鳩も似たようなところがあるけど。シナリオ書いてる人全然別の人だけどね。
登場キャラクターの性格付けはともかくとして,こみパの一番の不満はHシーンのシナリオだな。
あと「する」場所とか。ネタばれになるけど,いちおうでふぉるとのヒロインのはずの高瀬瑞希はいきなり公園だし。
やってるときの主人公の台詞はまるで調教おやじ。コス主人公の芳賀玲子は屋上。
からだのなかにマルチが入ってるともっぱらのうわさ(?)の印刷所の千紗ちゃんは印刷工場。
千紗ちゃんなんてさ。すぐ上に自分の部屋があるんだからそこですりゃいいのに。
やっぱいろんなシチュエーションがないと美少女ゲームとしちゃあまずいってのがあるのかなあ。
東鳩の葵ちゃんはそういや神社だったな。あれもかんがえてみりゃすげえ。
初体験で屋外,結構人が簡単にはいって来られる神社でしかもいきなり二回戦までってさあ。
てはなしそれまくり。それたついでにいやあホワイトアルバムでもたしかスタジオの中とかあったな。
あれはある程度自然な流れだったように思えなくもないが。
いや東鳩の葵ちゃんだって流れはそんなにおかしくないけどさ。
ところで本題はなんだっけ?
とりあえず,由宇のHシーンで主人公(デフォルトでは和樹)のいう台詞をピックアップ。
「へえ,反応もかわいいね,由宇。いろいろいじわるしたくなってきたな。」
「ん・・・・・・おいしいよ,由宇」「いいんだよ,由宇。気持ちいいんだろ?ほら」
「あ〜あ,パンティ汚しちゃって。じゃあ,脱がせてげるね。濡れて気持ち悪いだろ?」云々。
おやじくさあ・・・・・・実のところ由宇のHシーンではこれでもまだいいほう。
地の文で変だなあ,てなとこは,
恥ずかしいにもかかわらず,由宇は足を閉じて自分の大事なところを隠そうとはしなかった。/それでも,俺に見て,感じて欲しい。
てあたりか?
このへん見てると,新見彰の描写はすげえなあ。
あれゲームにしたらきっついのができると思うんだけど。今んとこ多分二作品しか出てないとおもう。二冊ともフランス書院文庫。
『制服奴隷レイプ』と『制服学園・陵辱クラブ』。
両方ともタイトルに「制服」「レイプ」ってついてるし,きっと作者の新見彰はそれが主題っていうかテーマっていうかのつもりだったとおもうんだけど,高橋源一郎が『いざとなりゃ本くらい読むわよ』でいってたみたいに,フェ○チオ描写のねちっこさ,えぐさ,あと地の文のテンポの良さがすごい。
たとえば,『制服奴隷レイプ』は,
次の瞬間,肉棒はいちだんと凶悪な表情を見せて,爆発を起こした。百合子は恐怖のあまり目を閉じた。獣のような叫び声と同時に,白濁した粘液が百合子の顔を襲う。全身がメルトダウンしそうな快美感に酔いしれながら,隆男は容赦なく顔面に射精していった。何度も何度も断続的に発射される熱い樹液は,百合子の顔を直撃し,メガネをどろどろに汚していく。(p.92)
耳を塞ぎたくなるような雑言を無視するように,繭美は一心不乱にスロートした。清浄な唾液にまみれた肉棒は,ますますその圧倒的存在感を誇示しはじめる。猛々しく張ったエラが唇にひっかかるたびに,悪魔的な蜜戯の記憶が甦ってきて,繭美はとまどった。(p.114)なんて地の文で書いてる。ちょっと笑えるというか適切というかの描写といえば,『制服学園・陵辱クラブ』にある,
「いいか,雁の裏にネクタイみたいに見えるところがあるだろう。そこを下でくすぐるんだ。亀頭全体を舐めまわすことも忘れるんじゃないぞ」/菜摘が息苦しさのあまり肉棒を口から吐き出してしまうと,黒井はここぞとばかりに肉棒の各部位を指差して,男の悦ばせ方を教えこんだ。菜摘が怒張を吐きだしても吐きだしても,黒井は強引に菜摘の頭を押さえこんで,口唇奉仕の指導に熱中した。(p.30)
なんて描写は屈指の名シーンだ。
もちろんこみパは明るい雰囲気の作品だし,こういう描写はそぐわない。
けどね。どうせHシーン入れるなら,もう少し気合入れて書いて欲しかったね。
気合入ってんのかもしれないけど,どうもそこに至るまでの性格付けとそぐわないような。
高瀬瑞希は公園。
HシーンのCGのタイトルが,「若い二人は・・・」「並の刺激では・・・」「満足できず・・・」。
牧村南(南さん)と,長谷部彩,桜井あさひ(モモちゃん,あさひ)は主人公の部屋。
この三人と,彼女の部屋でやってる大庭詠美(えいみちゃんさま)は場所に関しちゃそれほど変だとは思わなかったけど。
南さん,最初からスキだらけで,野郎の欲望というか願望というかオタク好み過ぎるのがちょっと気になる。
キャラデザイン自体は気に入った自分がやっぱりオタクなんだと朧げに自覚したのがちょっといや。
にしてもいきなりフェ○チオは定番とはいえ,笑った。
長谷部彩。いきなり中出しはねえだろ?大丈夫な日ですからって・・・
靴擦れの治療(?)の時の上気した顔ってのはけっこう《来る》ものがあるのは理解できる。
きっと彩ラブの人はあの辺にはまってるんだろう。
あさひのときにはタイツと手袋。おやじの女子高生調教かっての。
詠美ちゃんさま(笑)の場合,手に包帯ってのに思わず深読みしそうになったけどきっと違うでしょう。
どれも(詠美の場合ちょっと違うかな?)Hシーンになったとたん「かわいいぜ」「感じてるんだろ?」って・・・主人公っていうか プレイヤーの性格設定って気が弱そうで状況に流されがちって感じに見えるキャラクターなのになんで突然こうなっちゃうのかな ぁ?
由宇にはまったのはHシーンでの反応まで含めてキャラクターが確立してる感じがしたから。
あと,たぶんヤングキングOURSのコミックマスターJ意識してるみたいで,それが気に入ったからかな。
神戸弁が本当にあれでいいのか,声当ててる声優さんのアクセントがどうなのか判断できないけど,結構いい感じ。
PCからステレオに音声出力してゲームやってみたらいい感じだった。やってるうちにちょっと恥ずかしくなったけど。
瑞希の声当ててる人が一番上手い。でも瑞希っていろいろ無理があるキャラな気がする。
あんなに簡単にコスプレに興味持つようになるかいな。要領つかむと二ヶ月くらいでベテラン作家になっちゃうしな,主人公が。
いいなああんなさくさく原稿描けて。何の話してるのかわからなくなってきた。
そういや東鳩のマルチはHシーンになると突然主人公のことを「ご主人様ぁ〜」て言い出すんだよな。そりゃねえよな。腰に来る よ。
リーフのって東鳩,ホワイトアルバム,こみパ!を最初にやって,結局雫も痕もやったけど,Hシーンのシナリオが一番まともな感じがしたのがホワイトアルバムでした。やっぱりぴあキャロはまずかったのか。そうだとおもったんだよ。やっぱりな。それぢゃそういうことで。
[Written by 睡魔]