あれー?台風の関東上陸はもっと先じゃなかったんか?
窓の外、えらい勢いで雨が打ち付けてますよ。
最近読了した本でもメモしようかな。
山形浩生『たかがバロウズ本』(大村書店、2003年)
バロウズって昔ちょっとだけ読んで投げ出したんで気にはなってたんですね。
山形浩生が書いてるから読んだんだな。
全体的におぉーーーーーーーーー!っと驚きながら結構な厚さの本を二日で読んでしまったわけだが、なかでも233頁からの「バロウズ小説のミクロ経済分析」にはうなりました。適用範囲が結構広い。そのうちちゃんと読み解いて使ってみたいとおもいました。
あ、著書でも紹介されてた「ドクター・バロウズ」も使ってみたい。
斎藤美奈子『紅一点論』(ちくま文庫、2001年)
あまり期待しないで買ったんだけれど、非常に理路整然としていて感嘆。
理念型をしぼって議論しているのもよいなぁ。
個々のアニメの読解には違和感あるものもあったにはあったが、許容範囲内。
漫画が系統だって取り上げられてないのは、まあ紙幅の関係でやむをえないのかな。
だれかこの著書の到達点を前提に漫画でこれやってくれないかなあ。
あさりよしとお『まんがサイエンス』I〜VI
副島隆彦のトンデモ本を(本人はもはや被害妄想の塊なうえ、ネットで入手したもの以外もろくに調べずに書いてるんだからどうしようもないが)ネタにとおもって買った帰りに衝動的に購入。VII〜IXは重かったんで今度買おう。
まんがサイエンスはブルーバックスへのオマージュが随所に見えてにやにやしながら読んだ。旗から見たら結構変な人だな。
うーん塾の生徒への推薦文献にしたい!というのが素直な感想。
ちょっと前に読み終わってるものとしては
渡辺昇一『英文法を知っていますか』(文春新書、2003年)
まあ昔書いた(訳した?)英文法史の研究書の要約と、自分の昔話が内容で、面白いっちゃおもしろいんだけど、笑かしてくれるのは、脈絡なく朝鮮の人への差別意識や左翼への憎悪が出てくることだ(同書28頁参照)。そのうち最近買ったメルヴィン・ブラック著、三川基好訳『英語の冒険』(アーティストハウスパブリッシャーズ、角川書店、2004年)なんかと読み比べて突っ込みいれたいなあ。
半分くらいまで読んだのは、
浅羽通明『大学講義◎野望としての教養』(時事通信社、2000年)
橋爪大三郎『言語/性/権力』(春秋社、2004年)
伊藤邦雄『ゼミナール現代会計入門』(日本経済新聞社、2003年)
ジョルジュ・ミノワ著、平野隆文訳『悪魔の文化史』(白水社文庫クセジュ、2004年)
クライド・ブレストウィッツ著、鈴木主税訳『ならずもの国家アメリカ』(講談社、2003年)
サミュエル・ハンチントン著、鈴木主税訳『分断されるアメリカ―ナショナル・アイデンティティの危機』(集英社、2004年)
買ったばかりの本についてはまたいずれ。
2004/08/03(Tue)
いやはや仕事をためこんでしまって更新が遅れました
ちゃいなタカシさんからの投稿小説を二本掲載しました。
「目盛姉妹」ネタについては、自宅サーバをつかって更新準備中です。あと数日かかるとおもいます。ただ仕事はひと段落着いたので、なんとかなるかな、と。
先日スパーダーマン2を見に行き、別の日にはスチームボーイを見に行きました。
スパイダーマン2はちょっと冗長なつくりが気になりましたが、たぶん監督の味なんでしょう。結構おもしろかったです。ネタばれですが、冒頭のピザ配達シーンはかなりわらえましたです。
スチームボーイはなあ。。。
映像はいいんだ。結構カタルシスあったし。
でもなんかすっきりしない。
たぶんストーリーがいつのまにかはじまっていつのまにか終わるというかんじだったこと、大友さんは街をこわしたかっただけなんじゃないのー?という印象がぬぐえません。
サンダーバードとアーサー王子物語が見に行きたい!